実践キャリアネット

【会員コラム-No. 8】(キャリアネット通信2023-No. 3)

先月に続き、会員のカーボンニュートラルに関するコラム第2弾です。

「カーボンニュートラルな社会の実現にむけて」
前回、地球温暖化の原因となっている温室効果ガスについて触れさせて頂きました。
成分の3/4は二酸化炭素が占めているとお伝えしましたが、次に多いのがメタンガスです。
メタンガスっていうと何を思い浮かべますか?
都市ガス燃焼時に排出されるのは勿論ですが、ゴミの埋立処分場に集められた生ゴミからや、稲作が成長するときにもメタンを発生していて、実はこれらはガス燃焼よりも排出の割合が高いのです。
また、意外なところでは、牛のゲップや家畜の糞尿から発せられるメタンガスも結構な排出量なんです。
でも、排出削減のためにお肉やお米を食べ控えるなんて、とんでもない!未来永劫、美味しく食べ続けたいですよね。
現在、官民一体となって家畜がゲップをしてもメタンガス排出量が少なくなる餌を開発したり、稲作の成長過程で放出されるメタンを削減する効果のある肥料を開発したり、糞尿を利用したバイオガス燃料として石油・石炭・ガスに替わる発電用燃料とする研究が各所で進められています。
自動車業界では電気自動車や水素自動車といった次世代自動車が生産されるようになりました。
近い将来、この車の燃料は何でしょう? ①ガソリン、②天然ガス、③電気、④水素、⑤酪農由来 なんてクイズが登場する日がくるかもしれません。。。
(AM)