実践キャリアネット

【会員コラム-No. 13】(キャリアネット通信 2023-No. 8)

今月は、事務局長から「国際ビジネス女性会議」に出席しての報告です。

「146カ国中125位!」

これが何の順位かご存知の方も多いでしょう。 6月に経済フォーラムが男女格差の状況を表わす「ジェンダーギャップ報告書」を発表した際の日本の順位です!日本は特に政治と経済の分野で遅れをとっています。ウンウンとうなづけますね。

先日、この順位を押し上げる一助となるようなオンライン国際ビジネス女性会議に参加しました。今年で第28回を迎えたこの会議は世界18カ国から1000人以上参加という大規模な会議で「ダイバーシティ&インクルージョン(多様性と包括):I challenge」をテーマに私のようなフツーの女性にも勇気や活力を与えてくれました。また、女性会議とはいうものの、その25%は男性で、毎年男性の参加者が増えています。ただ、参加費は企業レベルです!

10時間にわたり起業家、議員、会社経営者、企業の役員、芸術家など様々な分野からの登壇者のお話を聞き(途中河野太郎デジタル大臣のあたりでウトウトしましたが・・・) 、そこに存在する共通点は、私達にもあてはまるものだと思いました。それは、好奇心、向学心、向上心です。3Kと覚えるといいでしょう。常に何かに興味を持ち、勉強する。現状を把握して、失敗を恐れず改善努力をする。そして、そこに女性の視点、女性らしいきめ細やかさが加わって、成功へとつながっていく。年齢、職業に関わらず、心に留めておきたいことです。

男女雇用機会均等法が制定されてから38年ですが、男性中心で作られてきた男性社会(OS!)を変えるには、まだまだ男女一人一人の意識改革が必要のようです。
しかし、徐々にオジサン企業はいや!という投資家も増えています。また、今後の女子教育にも期待したいところです。男女格差をなくすため、前述の3Kを含め、家庭内、子育て等、私達の身近でもできることを様々な角度から探っていかれるのではと思います。 (MN)