実践キャリアネット

【会員コラム-No.21】(キャリアネット通信2024-No. 4)

今月は、会員の「方言」に関するコラムです。


「方言でほっこり!」

私と話したことのある方は、気付かれているかと思います。アクセントなし、イントネーションなし、抑揚のない、平坦で一本調子の話し方。これは、熊本弁の特徴の一つです。
私は、純粋な熊本県人。アクセントを指摘された事も草々なく、あっても「フーン…」という感じで過ごしてきました。標準語を話される地域では、都度都度、指摘され、正しいアクセントを教わるのでしょうか?

八代亜紀さんがご存命の時、歌番組で言われていました。「あが降ってますね。」と一緒に居た作詞家の先生に言ったら、「めだろ!」と怒られたとか。また、元NHKアナウンサーで、現在日テレ「DayDay.」MCの武田真一氏が、地元紙に書かれていました。初めての勤務先は、全国的にも有名な「無アクセント地域」と言われている、ふるさとの熊本放送局。実家住まい、周りの友人知人も熊本弁での環境の中、なかなか切り替えられなかったと。

学生時代、東京から帰省する際(逆も然り)、あえて新幹線を利用することもありました。九州に近づくにつれ、名古屋弁、関西弁、広島弁、九州弁と、乗り降りする乗客の話す変化していくことばを聞くのが好きで、おもしろく感じていました。東北はなかなか遠く、そのうち東北行きの車内で、乗客の東北弁へ変わっていく方言を聞き、ほっこり感を味わいたいと思っています。(TS)