実践キャリアネット

【会員コラム-No. 32】(キャリアネット通信 2025-No. 4)


今月はピアノ、大正琴、煎茶道の講師をされており、オペラの勉強もされている新会員のパックンマックンの講演で学んだことを実践しての体験談です。


「パックンマックンありがとう」

ちょうど、講演会の翌日京都へ旅行して来ました。
その時パックンマックンの講演会で学んだグローバルに交流する方法「自ら動く」「勇気」そして「こんにちは」を早速、実践する機会に恵まれました。

実は、私は今オペラのアリアをレッスン中ですが、フランス語の発音に大変苦労していました。たまたま、京料理を楽しんでいた折、隣の席に2人の外国の老婦人がやって来てフランス語を話しているように聞こえました。

そこである程度、食事が終わった頃を見計らって、ドキドキしながらも「こんにちは」精神で、思い切って話しかけてみました。運よく、私のスマホに練習中のアリアの楽譜が写真で保存されていましたので、それを見て頂きながら、歌詞の発音をお願いしたところ、とても快くご親切に丁寧に教えて下さりました。その老婦人はやがて手振り見真似をなさりながら、更に意味まで独特のジェスチャーを交えて教えて下さり、私はすっかり緊張して恐縮してしまいました。

ここでまさかフランス語のにわかレッスンを受けるとは思いも寄らず、心から感謝!
日本語で何度も「ありがとう、ありがとう」と言いました。その老婦人もすごく喜んで「ア・リ・ガ・ト・ウ」と言い返して下さり、親しげな笑顔で私に両手で握手を求めて来ました。

別れ際、お互いのハートが熱くなり、私は何とか英語で良い旅を!と言うだけが精一杯でしたが、異国の方とのほんの一瞬の交流があまりにも劇的で胸が熱くなりました。

何て素敵な出会いだったのでしょう!「勇気」を出して語りかけて本当に良かった!
これもひとえに、先日拝聴した講演会のお陰だわ、と今つくづく感謝しております。(KS)