実践キャリアネット

【会員コラム-No. 34】(キャリアネット通信 2025-No. 6)


今月は運営委員のコラムです。


「私とヨーガ」

ヨーガを始めて35年になります。「ヨーガ」と「ヨガ」は、どちらが正式な呼び方だろう?と思われる方もいらっしゃると思いますし、私もそう思った時がありました。

インドで古典語として使われていたサンスクリット語では、Oの音は長母音で発音されるため、「ヨーガ」が正しいということになります。「ヴァイオリン」を「バイオリン」等と外国語を日本語で表記するようなものだと思います。今回の以下の文では「ヨガ」を用いたいと思います。

今では市民権を得た「ヨガ」ですが、私が習い始めた頃、同僚等に「ヨガをやっている。」と言うと、「大丈夫ですか?」とか「危なくないですか?」等と心配された事もありました。「ヨガ」とは、何か得体の知れない怪しげなものと思われていたのでしょう。

今となっては、私の生活の中で、なくてはならないものとなっています。私がやっているヨガは、伝統的なゆっくりとした動きになります。慌ただしい毎日の中で、ゆっくりとした時間はとても貴重です。「自分に向き合う。自分の心と身体を観察する。」「人と比べない。昨日の自分、1月前の自分、1年前の自分と比べる。」「頑張り過ぎない。」という私が属するグループの考え方の下、自分の心体の安定を維持できているものだと思います。

現在、カルチャーセンター等で、月に3回講師をしております。教えるという事は難しいなあとつくづく感じ、受講者の皆さんに、先ずは「ヨガを始めてよかった。」と思っていただけるよう精進しております。(TS)