会員コラム-No.49(2026-No9)
「交流会に参加して」
9月5日(土)実践キャリアネットの交流会で「紅(べに)ミュージアム」に行ってきました。うっかり通り過ぎてしまうくらい控えめな佇まいのミュージアム。口紅だから鮮やかな紅色を想像していたら、小さな器に入っていたのは深い緑色。「これは玉虫色と言って、上質な紅のしるしです。出来上がった紅は化学変化でやがて玉虫色に変わりますが、なぜそうなるのかは未だに解明できていません。」とのこと。
このミュージアムを作ったのが伊勢半という1825年に日本橋で創業した、今では日本に残る唯一の紅屋さん。そしてキスミー化粧品はこちらの伊勢半さんのこと。
山形で栽培されているベニバナの花の部分を摘んで、その中にたった1%しか含まれていない紅色を取り出していく作業工程は門外不出。当時の製造方法を記した文書が残されているのですが、実はその通り作っても決して完成できないように書かれてあるとか。大事なところは受け継いだ者のみが知るということでしょうか。
「皆さん紅を塗ってみませんか?」に一同興味津々。本物の紅なんて初めてです。紅筆に水を含ませて玉虫色を溶かすと、あらあら不思議、鮮やかな紅色になりました。唇に引くとくっきりと紅が際立ちます。赤い唇ちょっと気恥ずかしいかもと思っていたら「紅はつけた後、その人の唇になじんで変化していきます。」にその通り、同じ紅を使ったのに皆さんそれぞれ落ち着いた色に変わっています。ミュージアムで紅の歴史や展示品を丁寧に説明してくださった女性が「実は私も実践の卒業生です。」という嬉しい出会いもありました。ミュージアムの後はお食事をしながら皆さんとお話ができて楽しい交流の会でした。
A.I
