実践被服 生活環境科会

10月19日(土)被服生活環境科会見学会<秩父銘仙館・秩父神社等>

天候不順で少し肌寒い当日、皆様しっかり防寒の準備をしてお集まりくださいました。(26名)
今日が初お目見えという新型車両“ラビュー(Laview)”でいざ秩父へ。元気が出るビタミンカラー黄色の車両はゆったり、駅到着時には太陽も私達を温かく迎えてくれました。
まずは、秩父銘仙館の見学。秩父銘仙は国の伝統的工芸品に指定されています。

DVDで秩父銘仙の概要や製造工程を学んだ後、ベテラン職人さんの説明を受けながら作業場を見学。
繭から糸を取る織機や整経機にはみなさん興味津々のようでした。整経は必要な本数の経糸(たていと)を織機に巻き付ける工程で、織りあがる柄や配置に応じて、複数の糸を配列します。その数100本をゆうに超え、しかも手作業とは驚きです。
織場には手織り機がずらり、複数の経糸に横糸を1本1本織りこんでいく様を見学しました。反物幅50~60cmの織物で経糸1300本が使用されているとのこと。仕上がった織物には光沢があり、さすが絹の風合い。
販売ブースで、銘仙のストールなどお気に入りの品を購入しました。
ランチはそば処で天せいろ。予想外のボリュームで食べ応えがあり、満足のいくランチでした。
午後はすぐそばにある秩父神社へ。ご社殿は徳川家康公の日光東照宮の造りに似ているとのお声があちこちで聞かれました。見どころは、本殿の側面に彫られている彫刻、左甚五郎の作です
日光東照宮の「見ざる・言わざる・聞かざる」とは正反対、「よく見て・よく聞いて・よく話す」のお元気三猿は現代の社会情勢には必要かなと妙に納得がいきました。
季節柄七五三参りの家族連れも多く、境内は賑やかでした。
続いて、徒歩圏にあるまつり会館へ。
四季折々の中、連綿と引き継がれている秩父地方の祭り。3Dで見る祭りは迫力があり、その場に引き込まれる感覚でした。
ホールでのプロジェクションマッピングは、光と音による演出で私達を秩父夜祭へと誘ってくれました。
帰りのレッドアローを待つ間、秩父土産をショッピング。
天候を心配しましたが、滞りなく見学会を終了することができました。ご参加の皆様、有難うございました。
これを持ちまして、令和元年度の実践被服 生活環境科会事業活動は終了致しました。2020年も宜しくお願い致します。
実践被服 生活環境科会事業部